製品カタログ

Far-UVC LEDの特徴

環境にやさしい

AlGaN Far-UVC LEDは、水銀UVランプやエキシマランプの場合のように、人間や環境に危険なガスやCO2を放出せず、地球温暖化や毒性を引き起こしませんから環境や生体にとって非常に安全です。

エネルギー効率

消費電力が少なく、省エネに貢献し、気候変動を緩和します。

経済的

高価な単結晶AlN基板のFar-UVC LEDと比較して我々のAlGaN Far-UVC LED技術は、c-Sapphire基板上の安価なAlNテンプレートの成長により非常に経済的な技術となっています。または、水銀UVランプやエキシマランプと比較しても、経済的であります。

コンパクト

小さいサイズの軽量LEDは、空間の制限がなく非常に便利で、どこでも持ち運びが簡単です。設置と使用も簡単で、周囲の環境を清潔で安全に保ちます。

耐久性

耐衝撃性があり、持ち運び、使用、設置がより安全です。

安全性

半導体は特定の波長で発光するように設計されているため、信頼性が高く、人間と環境に安全です。 220nm~230nmの波長範囲は、人体への影響が少ない波長であることが証明されています。

他のUVC製品と比べてファームロイドのFar-UVC LED

製品 Far-UVC LED UVC ランプ 他の Far-UVC LED
材料 AlGaN/AlN/サファイア基板 有害ガス AlGaN/AlN/サファイア基板
波長 (nm) 227-230 210 to 230 210 to 230
出力(mW) > 1mW/ベアチップ
@ 100 mA at RT
Approx. 100mW/ランプ < 0.5mW/ベアチップ
コスト (¥/mW) ×
安全性(材料) ×
安全性(波長)
耐久性 ×
消費電力 ×
サイズ
寿命(時間)z

◎: 非常に優れる, 〇: 優れる, △: 改善が必要, ×: 非常に劣位

ファームロイドのFar-UVC LEDによる照射試験

【基礎条件例】
ウイルス:SARS-CoV-2/JPN/TY/WK-521
照射距離:ー
照度設定:ー
照射時間:ー
評価法 :TCID50法、qPCR法

照射試験は、Far-UVC LEDを使用して220 nm~230 nm帯の紫外線がウイルスや細菌に及ぼす影響を確認します。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化実証は、日本大学医学部との共同研究によって、畜産系ウイルスの不活化実証は東京農工大学との共同研究によって行われます。

2020年、我々は波長253.7 nmのUVランプ照射によってウイルスRNAの損傷を示した最初のグループであり、SARS-CoV-2コロナウイルスの不活化も実証しました。

現在開発しているFar-UVC LEDも、ウイルスや細菌への影響を把握するために、不活化実証を行います。

さらに人体への皮膚への影響を調べる研究も準備しています。

私たちは有人環境でも使用可能なウイルス不活化装置の社会実装をいち早く実現します。